2014.12.17キャンティ物語

開店の頃

六本木のはずれ、飯倉片町。郵政省のはす向かいの白い小さなビルの地下に「レストランキャンティ」が昭和35年(1960年)に誕生しました。東京オリンピックへの前奏曲によって著しく様変わりした六本木で、キャンティもまた、文化、ひいては風俗の面で「変革」の一翼を担おうとしていました。

キャンティは当時の日本には見られなかったスタイルの店で、レストランとはいえ商売は二の次、自立した、個性をもった人々が多く集まりました。思想的に右も左もおり、年輩者も若者も、弁舌、機知、洒落と熱気に満ち、そんなキャンティをあるひとは、パリのカフェ・ドマゴに通じ、知識人も芸術家も芸能人も来る都市の核となり新しい文化を生んだと表現しました。

- 2014年、飯倉片町から変わらずに、東京を、日本を見つめ続けているキャンティの歴史と、これからについて。 このHPから「キャンティ物語」として紡いでいきます。 食は文化なりと川添浩史は言いました。100年続くレストランになるため、 キャンティに流れる空気と信念を、知って頂く一助となればと願っています。

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